インターホンを受話器タイプからモニター付きインターホン(テレビドアホン/VL-SE30KL パナソニック)に交換配線電気工事|神奈川県川崎市高津区
2025年12月17日 / インターホン・テレビドアホン修理、交換工事, 施工事例
こんにちは☆川崎市高津区電気工事.comです。
聞き取りづらい、暗い、壊れたインターホンを、最新のテレビドアホンに交換したい……
そんなお悩みはありませんか?
この記事では「Panasonic VL-SE30KL」への交換事例をもとに、多くの方が悩まれる「受話器タイプからテレビドアホンへの交換方法」と「自分で交換できるのか?(電気工事の必要性)」について解説します。
「電源工事って大丈夫?」
「どのタイプを買えばいい?」
「配線に関する不安がある」
「2線式って何?」
といったお悩みをお持ちの方に、特におすすめの情報です。安心・安全にテレビドアホンを導入するためのポイントを、電気工事のプロの視点からわかりやすく解説します。
【重要】受話器式からテレビドアホンへの交換は、電源工事を伴うことが多く、電気工事士の資格が必要です。ご自身での作業は避け、必ず専門業者にご相談ください。
交換前に確認すべき最重要ポイント
古い受話器式インターホンから、モニター付きのテレビドアホン(例:VL-SE30KL)への交換は、単なる機器の付け替えではありません。既存の配線や電源状況が、工事の難易度、費用、そしてご自身で作業ができるかどうかを決定づけます。
作業をスムーズに進めるために、まず以下の3つの最重要ポイントを確認しましょう。
1,既存インターホンは「有線」か「無線」か?
現在お使いの受話器式インターホンは、ほぼ例外なく有線(ワイヤード)タイプです。親機と玄関子機が電線でつながっていることを確認してください。
なぜ有線を選ぶのか?
- 配線の流用: 今回の交換対象であるVL-SE30KLなどの有線テレビドアホンは、この既設の有線(通常は2線式)をそのまま新しい信号線として流用できる可能性が高く、配線の引き直しという大掛かりな工事を避けられるメリットがあります。
- 通信の安定性: 映像と音声を扱うテレビドアホンでは、電波干渉を受けない有線接続の方が、圧倒的に通信が安定しています。
有線ドアホンと無線ドアホンの違い
| 比較項目 | 有線 | 無線(ワイヤレス) |
| 通信安定性 | 高い | 環境や距離により低下する場合がある |
| 設置の手軽さ | 電気工事が必要な場合が多い | 配線工事不要で簡(DIY可能) |
| 電源確保 | AC 100Vで安定(電池交換不要) | 子機は電池/充電式が多い(交換/充電の手間あり) |
| 既存からの交換 | 既存の配線が流用できればスムーズ | 既存配線を気にせず設置可能 |
2,親機設置場所に「電源(AC 100V)」は来ているか?
これが受話器式からの交換における最大の壁であり、電気工事士の資格が必須になるかどうかの分かれ目です。
古い受話器式の多くは、乾電池や電池レスの「弱電」タイプであり、親機自体がAC 100Vの電源を必要としませんでした。しかし、新しいテレビドアホン(VL-SE30KLなど)は、モニターや録画機能、複雑な電子回路を動かすために、必ずAC 100Vの電源が必要です。
確認すべきポイント
- 親機の近くにコンセントがあるか?
ある場合: 新しいドアホンをコンセントに差し込む「電源コード式」を選べば、電源工事は不要となり、専門業者に依頼する費用を抑えられます。(ただし、子機側の接続作業は依然として残ります。) - 親機の近くにコンセントがない、または電源直結式の場合?
ない場合: 新たに電源配線を引き込み、コンセントを増設するか、親機と電源線を直接接続する「電源直結式」の工事が必要になります。この「電源配線の接続・増設」は、法律で電気工事士の資格が必須と定められています。
3,既存の配線は「2線式」か「多線式」か?
- 2線式(主流): 玄関子機と親機が2本の電線で接続されているタイプです。VL-SE30KLなど、多くのテレビドアホンはこの2線式に対応しており、既存の配線をそのまま信号線として利用できます。
- 多線式(稀): 4本以上の電線が使用されている場合は、集合住宅用や特殊なインターホンの可能性があります。この場合も基本的に流用は可能ですが、接続方法が複雑になることがあります。
この配線が劣化していないかどうかも重要ですが、まずは「2本でつながっているか」を確認してください。これが流用できれば、壁内の配線工事は不要となり、作業時間を大幅に短縮できます。
この配線が劣化していないかどうかも重要ですが、まずは「2本でつながっているか」を確認してください。これが流用できれば、壁内の配線工事は不要となり、作業時間を大幅に短縮できます。
電気工事の主要な作業内容:資格が必須な理由
受話器タイプからVL-SE30KLなどのテレビドアホンへ交換する際、電気工事士の資格が必要となる作業は、主に「AC 100V電源」を扱う部分に集約されます。
ここでは、プロの業者が行う具体的な作業内容をステップごとに解説します。
既存設備の撤去と配線診断
- 既設インターホンの取り外し: 古い受話器式の親機と玄関子機を取り外します。この際、親機に直結されていた既存の電源線(もしあれば)は、感電防止のために確実に絶縁処理を行います。
- 既設配線(信号線)の状態確認: 既存の2線式配線(弱電線)が、新しいテレビドアホンの信号線として再利用できるか、テスターなどを使って断線や劣化の有無を診断します。劣化が激しい場合は、配線の引き直しが必要となります。
新しい親機のための電源確保工事 – 最重要ポイント
テレビドアホンの親機に安定した電力を供給するため、AC 100Vの電源を確保します。これは、電気工事士のみが行える専門作業です。
(A) 電源直結式の場合(最も一般的な交換パターン)
- 作業内容: 親機を設置する場所まで来ている家庭用の電源線(ブレーカーから来ているAC 100V線)と、新しいドアホンの親機を直接接続する作業です。
- 資格が必要な理由: 感電や火災のリスクがある高電圧(100V)の電線を取り扱うため、法的に資格が必要です。親機の裏側で電源線を確実に接続し、壁内に収める処理を行います。
(B) コンセント増設の場合
- 作業内容: 親機の近くにコンセントがない場合、既存の配線から分岐させて、テレビドアホン用のコンセントを増設する作業です。
- 資格が必要な理由: コンセントの増設自体が屋内配線工事にあたり、これもまた電気工事士の資格が必須となります。
新しい玄関子機・親機への配線接続と設置
- 信号線(2線)の接続: 診断した既存の2線式配線を、新しいVL-SE30KLの親機と玄関子機のそれぞれの「信号線端子」に接続します。誤った端子に接続すると映像が映らなかったり、故障の原因となります。
- 本体の固定: それぞれの本体を壁や取り付け板にしっかりと固定します。玄関子機は防水性を保てるよう、隙間なく取り付けます。
通電確認と動作テスト
- ブレーカー投入: 全ての接続が完了した後、ブレーカーを戻し、親機に通電させます。
- 機能テスト: 玄関子機のボタンを押して、親機のモニターに映像が映るか、音声はクリアか、呼び出し音は鳴るかなど、全ての機能が正常に動作するかを入念に確認し、工事完了となります。
【重要】どこまで自分でできる?資格と法律の境界線
「インターホンの交換くらい、自分でもできそう」と思われがちですが、実は法律(電気工事士法)によって、「やっていいこと」と「やってはいけないこと」が厳格に決まっています。
結論から言うと、受話器式からVL-SE30KL(電源直結式)への交換は、プロ(電気工事士)に依頼するのが基本です。
無資格で「行ってはいけない」作業
以下の作業は、火災や感電のリスクがあるため、電気工事士の資格がないと絶対に行えません。
- 壁の中から出ている「電源線」を、新しい親機に直接つなぐこと
- 壁の中の配線を分岐させて、新しくコンセントを作ること
- 既存の電源線の皮をむいたり、結線(つなぎ合わせ)したりすること
今回ご紹介したVL-SE30KLは「電源直結式」として販売されていることが多く、その場合は壁の中の100V電源と直接つなぐ必要があるため、資格が必須となります。
無資格でも「行っていい」作業
以下の範囲であればDIYが可能です。
- 「電源プラグ」をコンセントに差し込むだけの作業 (親機からコードが出ていて、それをコンセントに挿すタイプの場合のみ)
- 「信号線(弱電線)」の接続 (親機と子機をつなぐ、電気の流れていない通信用の線をネジで止める作業)
- 機器の壁への取り付け(ビス留めなど)
専門業者の大まかな交換作業の流れ
専門業者一般的な流れは以下の4ステップです(例:今回の「VL-SE30KL」)。
- 現地確認と養生
まずは既存のインターホンがどう配線されているかを確認します。
作業場所(玄関や室内)が汚れないよう、必要に応じてシートなどで保護(養生)します。 - ブレーカーを落として安全確保
電源直結工事を行うため、一度該当する箇所のブレーカーを落とします。
これにより、感電やショートのリスクをゼロにして作業を開始します。 - 本体の交換・電源接続(メイン作業)
古い親機・子機をサッと取り外し、新しいVL-SE30KLを取り付けます。
資格が必要な「電源線の直結」と「信号線の接続」を確実に行い、壁にしっかり固定します。 - 通電・動作テストとご説明
ブレーカーを戻し、実際に外からチャイムを鳴らしてテスト。
映像が綺麗に映るか、声が聞こえるかを確認し、お客様に簡単な使い方の説明をして完了です。




| 既設機種: | – |
| 交換機種: | VL-SE30KL(Panasonic パナソニック) |
| 対応地域(エリア): | 神奈川県川崎市高津区 |
まとめ
今回は、受話器式インターホンから最新のテレビドアホン「VL-SE30KL」へ交換する際の電気工事について解説しました。
「自分の家の配線がどうなっているかわからない」「電源工事が必要かもしれない」 そう感じたら、まずは専門の電気工事店に見積もりを依頼しましょう。プロに任せることで、壁の中の配線チェックも同時に行えるため、これから先10年、20年と安心して使い続けることができます。
インターホンの買い替えは、「自分で工事して大丈夫か」「電源の配線はどうすればいいのか」といった不安がつきものです。「これってどこに頼めばいいんだろう?」と迷うようなことでも、株式会社エヌ・アイ・シー(川崎市高津区電気工事.com)にお気軽にご相談ください。
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