「室外機が遠いけど大丈夫?」セット配管の仕組みと注意点を解説|エアコンと室外機(日立 RAS-AJ22L-W / 日本キャリア RAS-221S-W RAS-221AS)交換配線電気工事|神奈川県川崎市高津区
2026年1月7日 / エアコン取り付け、修理、交換、新規設置工事, 施工事例
こんにちは☆川崎市高津区電気工事.comです。
「エアコンの室内機と室外機が離れた場所にあるけれど、設置できるのかな?」「配管が長くても冷房はしっかり効くの?」と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
今回は、室内機と室外機を繋ぐ「セット配管」が通常より長めになった施工事例をご紹介します。配管が長くなるからこそ重要になる施工のポイントや、今回交換したモデルの特徴について解説します。
「セット配管」ってなに?
エアコンの室内機と室外機の間には、冷媒ガスが通る2本の銅管と、電気を送る配線、水を出すドレンホースがセットになっています。これをまとめて「セット配管(ペアコイル)」と呼びます。
標準的な長さは?: 一般的には3.5m〜4m程度です。ベランダがない部屋から屋上や1階へ下ろす場合などは、10mを超えることもあります。
配管は「長すぎ」も「短すぎ」も良くない?適切な長さとは
一般的に標準工事で設定されている配管の長さは3.5m〜4mです。 「じゃあ、短ければ短いほどいいの?」と思われがちですが、実はそうではありません。
短すぎることのデメリット
意外かもしれませんが、配管が短すぎると(例:1m以下など)、室外機の「運転音や振動」が配管を伝わって室内機に響きやすくなることがあります。ある程度の長さがあることで、クッションのような役割を果たし、静音性を保っているのです。
長くなることのデメリット(メリットは正直…ない?)
正直にお伝えすると、配管が長くなることに「冷暖房効率上のメリット」はあまりありません。
- パワーの減衰: 配管が長くなればなるほど、冷媒ガスが移動する際の抵抗が増え、冷房・暖房の効きがわずかに低下します。
- ガス補充の必要性: 機種ごとに「チャージレス(ガス補充不要)」な長さが決まっており(例:15mまでなど)、それを超えると追加の冷媒ガスチャージ(有料)が必要になります。
- コストアップ: 配管代そのものや、見た目を整えるための化粧カバー費用が追加でかかります。
プロの判断:適切な長さとは?
大事なのは「その現場における最短ルート」を見極めることです。 無理に配管を短くするために不自然な場所に設置するのではなく、
- メンテナンスがしやすい場所か
- 熱がこもらない場所か
- 排水の勾配が取れるか を優先した上で、最短のセット配管で繋ぐのが「適切な長さ」といえます。
\プロの豆知識/
配管は「長すぎ」も「短すぎ」も良くない?
「室外機が近いから、配管は短ければ短いほど良い」「遠いから長くしても大丈夫?」など、配管の長さについて疑問を持つ方は多いです。実は、エアコンには「理想的な配管の長さ」というものが存在します。
1. 短すぎると「うるさくなる」!?
「配管が短いほうが効率が良さそう」と思われがちですが、実は1m〜2mといった極端に短い配管はおすすめできません。
- 理由: 室外機のコンプレッサー(心臓部)の振動や運転音が、配管を伝わってダイレクトに室内機に響いてしまうことがあるからです。
- 解決策: 室内機と室外機が背中合わせの設置(すぐ裏側)でも、あえて配管を少し迂回させて「3m程度」の長さを確保するのが、静かに使うためのプロの工夫です。
2. 長すぎると「パワーが落ちる」!?
今回の現場のように、室外機を離れた場所に置くために配管が長くなるケースもあります。
- デメリット: 冷媒ガスが通る道が長くなればなるほど、移動中に熱が逃げたり抵抗が増えたりするため、冷暖房の効率がわずかに低下します。
- ガス補充の問題: 多くの機種は「15mまでガス補充不要」といったルールがありますが、これを超える場合は追加の冷媒ガスを充填(追加費用)しなければ、本来のパワーが発揮できません。
3. 「適切な長さ」は現場で決まる!
結局、何メートルが正解なのでしょうか? 答えは、「その部屋の環境で、無理なく最短ルートを通る長さ」です。 今回の工事では、配管が長くなりましたが、その分以下のことに徹底的にこだわりました。
- 丁寧な「真空引き」: 配管が長い分、内部に空気や水分が残りやすいため、いつも以上に時間をかけて真空乾燥を行いました。
- 断熱の徹底: 長い距離を移動する間に温度が変わらないよう、配管の断熱処理を隅々まで行っています。
長距離配管でも安心!今回交換した「日立 RAS-AJ22L-W」
配管が長くなる現場だからこそ、基本性能がしっかりした信頼できる機種選びが重要です。
今回の交換機種【日立「白くまくん」 AJシリーズ(RAS-AJ22L-W)】は、コンパクトで設置性が高いAJシリーズですが、実は長距離配管の現場でも選ばれる理由があります。
シンプルゆえの「タフさ」 多機能すぎないAJシリーズは、基本の冷暖房能力に特化しています。配管が長くなるとわずかに負荷が増えますが、日立のコンプレッサー技術は安定感があり、長く安心して使っていただけるスタンダードモデルです。
「狭い場所でも収まる」室外機の設計 配管が長くなる現場は、室外機の置き場所も限られていることが多いものです。日立の室外機は非常にコンパクトで、かつ配管の接続口が扱いやすい位置にあるため、長距離の取り回しでも無理なく、綺麗に仕上げることができます。




| 既設機種: | 日本キャリア RAS-221S-W RAS-221AS |
| 交換機種: | 日立 RAS-AJ22L-W |
| 対応地域(エリア): | 神奈川県川崎市高津区 |
セット配管は自分で交換できる?
「配管セットはホームセンターでも売っているし、自分で交換できるのでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、セット配管のDIY交換は、私たち専門家としては基本的におすすめしていません。
その理由は、単に「繋ぐだけ」ではない高度な作業が必要だからです。
- 専用工具の壁: 接続部を加工する「フレアツール」や、内部を真空にする「真空ポンプ」など、数万円以上する専門工具が不可欠です。
- ガス漏れのリスク: わずかな締め付けの甘さで冷媒ガスが漏れてしまい、結局「全く冷えない」というトラブルが非常に多く発生します。
- 室外機の破裂事故: 正しい手順でガスを回収(ポンプダウン)しないと、室外機が爆発する恐れもあり、実はとても危険な作業なのです。
「自分でやってみたけれど、結局動かなくて修理代の方が高くついてしまった…」というケースも少なくありません。安全と安心のためにも、配管交換は必ず電気工事士の資格を持つ専門家にお任せください。
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